対馬の山をなおす 技術作業員養成講座 〜対馬の山を、次の世代へつなぐために〜

対馬には、白嶽をはじめとする貴重な自然・信仰・歴史が息づく素晴らしい山がたくさんあります。その山が人知れず崩れていっております。

原因は、様々です。

・鹿やイノシシが増えたことによる、下層植生の減少と荒廃。
(土壌を固定している緑を食べつくしちゃう、荒らしちゃう)

・気候変動による大雨や台風の増加
(固定されていない土壌を一気に流水がさらっていっちゃう)

などなど。そして最大の原因はヒトです。

かつて対馬の山の多くは、信仰の対象として、また水、食料や燃料など、自然の恵みを得ることができる場所として人々の拠り所でした。多くの人が生活の中で山に入り、入るための道・登山道の手直しも自分たちで日々行ってきました。

しかしなんでも便利に手に入る現代になると、山と人の関係は遠くなりました。その一方、レジャーでの登山をする人が増えました。人と山の距離が形を変えて近くなりましたが、「道の手直しをする人」が不在のまま放置されてきました。

そこで当協議会では、今後の登山道維持のための対馬に合った体制づくりの検討をはじめました。

今回の講座は、その体制に不可欠な対馬の登山道を支える担い手候補・技術作業員を養成することを目的に実施します。

募集要項

【講座の特徴】
・南アルプスで実績を持つ「北杜山守隊」より専門技術者を講師として招聘
・実地中心の5日間集中講座
・「作る」ではなく「守り、維持する」登山道整備の考え方を重視
・将来の登山道管理体制づくりを見据えた人材育成

【対象者】
・登山道整備・自然保全に関心のある方
・地域の山・自然に関わる仕事や活動をしている方
★ チェーンソーの「伐木等の業務に係る特別教育」を受講済みの方 ※受講予定の方も可
★ 5日間の研修のうち3日以上参加可能な方

【講座内容(予定)】
・登山道整備の基本理念・考え方
・登山道の点検方法と危険箇所の見極め
・浸食対策・排水処理の基本
・最小限の道具で行う維持管理技術
・今後の登山道管理体制についての意見交換

【開催概要】
日程:令和8年2月2日(月)〜6日(金)(5日間) 9:00~16:30予定
会場:対馬市内(主に白嶽周辺を予定)
定員:5名程度
参加費:0円 ※交通費、宿泊費、食費は各自負担
作業報酬:日額9,023円(1,289円×6時間)

【修了後の位置づけについて】
本講座は、特定の業務委託や雇用を保証するものではありません。しかしながら、講座修了者については、今後、対馬市内における登山道の点検・整備・保全活動を検討する際、協議会として優先的に情報共有・相談を行う人材候補として位置づける予定です。

【主催・問い合わせ】
主催:対馬市エコツーリズム推進協議会
協力:北杜山守隊
問い合わせ:事務局 一般社団法人対馬里山繋営塾
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【申込】
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〆切:令和7年1月13日(火) 17:00まで

【参考ブログ記事】
2025.02.28 トレッキングガイド部会活動報告「白嶽登山道整備研修会を行いました」