2026年4月19日、美津島体育館にて「対馬の自然と暮らしのこれからを話す 100人の集い」を開催しました。

当日は、地域の方をはじめ、漁業、農業、観光、行政、学生、子育て世代など、さまざまな立場の方々にご参加いただき、子どもたちを含め50名を超える方が集まりました。

今回の集いは、対馬市エコツーリズム推進協議会が主催し、「観光」と「暮らし」を切り離さずに考える場として開催したものです。

まずは腹ごしらえ!地元食材を使った「地産地消ランチ」

当日は、地元事業者の皆さまにご協力いただき、協議会の地産地消部会より、対馬の食材を使ったランチも提供しました。

地産地消部会ではこれまで、「観光客に地元食材が届きにくい」「生産者と飲食・宿泊事業者がつながりにくい」「小ロット流通が難しい」など、さまざまな課題が話し合われてきました。

今回のランチは、そうした課題に対して、「まずやってみる!」という実践の場でもありました。

ちょうどこの時は、大根やほうれん草がスーパーの地産コーナーに大量に並び、そして売れ残ったものは廃棄されている供給過多の時期だったので、そんな「もったいない」お野菜をふんだんに使って作っていただきました。

参加者のみなさんからは、「へー、そんな課題があるんだ」「このレシピ真似しよう~!」などと早速、次に繋がる前向きな言葉が飛び交っていました。

テーマ「暮らしと観光について今、思うこと」

お腹がいっぱいになったところで、いよいよ本題です。

今回はなかなか普段話すことのないテーマを多様な方々でお話するということで、福岡からファシリテーションのプロ・津屋崎ブランチの山口覚さんにお越しいただき対話をデザインしていただきました!

対話の極意を聞いてからスタートです。

対話といえば!の「えんたくん」をフル活用しながら、立場の違うみなさんから意見がでてくるでてくる!!

途中、5つの部会(※)の部会長から話題提供をして、さらに対話を深化させます。

※5つの部会:ガイド部会、マリンアクティビティ部会、トレッキングガイド部会、ツシマヤマネコガイド部会、地産地消部会

グループのメンバーを少しづつ変えながら、テーブルをぐるぐる。すると話もまた違う方向に盛り上がり、視点が変わっていくのが対話の面白さですね。えんたくんに書ききれないぐらい、意見がたくさん!

子どもたちの落書きスペースもなくなって、ついに手にまで(笑)

最後にそれぞれA4の紙に「今日いちばん印象に残ったこと」を書いて終了です。

各テーブルでは、

「対馬の価値をもっと島民自身が知る必要がある」
「利用ルールをつくらないと続かない」
「観光を“量”ではなく“質”へ転換したい」
「地域の人が誇りを持てる仕組みが必要」

など、多くの意見が交わされました。立場が違えば考え方も違います。

「100人の集い」は、ここで終わりではありません。

今回出た意見は、すべて文字起こしし、様々な視点で分析中です。これをもとに、今後それぞれの部会でさらに議論を深めていく予定です。

海のこと。山のこと。ヤマネコのこと。食のこと。

どれも、観光だけの話ではなく、対馬で暮らしていくことそのものにつながっています。対馬の自然と暮らしを、これからどう未来へつないでいくのか。

正解のない問いだからこそ、これからも、多くの人と一緒に考え続けていきたいと思います。

ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
次はこの報告会を冬に開催予定です!またのお越しをお待ちしております!